あなたは「M字ハゲ」と呼ばれるタイプのはげ方があることをご存知ですか?男性型脱毛症に多く、剃り込みを入れていくようにして進行していくハゲのことです。

あなたの周りにもM字ハゲの人は結構いますよね。このタイプは男性型脱毛症の典型的な症状のひとつなのです。そこで今回の記事では、そんなM字ハゲが起こるメカニズムと、その対策について紹介していきます。

 

 

そもそもM字ハゲとは?

 

「M字ハゲ」は文字通り、額の生え際の左右の端っこからはげてきて、剃り込みを入れたように進行し、真上から見るとアルファベットのMのような形になることからつけられた脱毛症のタイプ。

この他にも、頭のてっぺんからはげていき、つむじハゲともタイプは、「O字ハゲ」、額全体からハゲが進んでいくタイプは「U字ハゲ」と呼ばれます。

 

M字ハゲはなぜ起こる?

M字ハゲの場合、男性型脱毛症(androgenetic alopecia; AGA)である可能性が高いことが知られています。というのも男性は、男性ホルモン(テストステロン)と「5α-リダクターゼ」という酵素と結合すると、「ジヒドロテストステロン」に変換され、毛乳頭細胞にある受容体に結合します。

すると、TGF-βと呼ばれる伝達物質を出して、毛母細胞の成長を止めてしまうのですが、この「5α-リダクターゼ」が前頭部や頭頂部の毛乳頭に多く存在するのです。

 

ジヒドロテストステロンに反応しやすい毛乳頭が、剃り込み形で分布している人が多く、そのような人は剃り込みが進んでいくようにハゲが進行していく、というメカニズムになる訳です。

M字ハゲは比較的進行が早く、シャンプーで髪を洗ったり、タオルで髪を拭いたりしたときなど、日々の生活でごっそりと髪が抜けていくことで実感しやすく、自身がAGAであることに気が付きやすいという特徴があります。

 

正しい対処でM字ハゲは治せる!

 

M字ハゲは、AGA治療の効果が出やすい薄毛といえます。早い段階で気づくことができれば、むしろ幸運と考えるべき。すぐに対策を打ちましょう。まずは自分でできるセルフケアの方法について紹介していきます。

 

育毛剤を使う

今、最もAGAに有効と言われているのが「ミノキシジル」という成分を含んだ育毛剤。ミノキシジルには、塗布すると毛穴に入り込み、血管をぐっと押し広げる作用があります。

ミノキシジルはもともと高血圧の治療で使われていた内服薬で、これを飲んでいた高血圧の患者さんに「増毛効果が見られた」という報告が相次いだことから、髪の毛に塗ってみたら発毛・増毛効果があることが分かったのです。

 

そして、今ではインターネット等でも手軽に高濃度のミノキシジルが売られるようになりました。大正製薬の「リアップX5」、アンファーの「スカルプD メディカルミノキ5」、ロート製薬の「リグロEX5」、東和薬品の「ミノアップ」、岩城製薬の「ミノグロウ」などはミノキシジル5%配合の第一類一般用医薬品です。

インドZee Drugs社の「MINOXYTOP」、同じくインドBrinton社の「Brintop」など、さらに高濃度の10%ミノキシジル製品が海外にはありますが、これらは個人輸入となります。

 

ミノキシジルには副作用も

AGA対策の育毛剤として非常に注目されているミノキシジル。でも副作用には注意する必要があります。ミノキシジル販売に前に、一部医療機関から「ミノキシジルを市販品にしてもよいのか」と注意喚起があり、議論の末、第一類医薬品として2009年、販売されるに至ったという経緯があります。

副作用の症状の一つとしてミノキシジルを塗布することで、痒みが出ることがあります。使用に際しては、リスクがあることを考慮しておくべきでしょう。

 

また、薬アレルギーのある人、高血圧あるいは低血圧の人、心臓や腎臓に病気のある人などは、血管や心臓に負担をかけるおそれがあるので慎重に使用する必要があります。

高濃度ミノキシジルを使う場合、掛かり付けの医者や薬剤師などに相談した方がよいかもしれません。特に、薬アレルギーのある人、高血圧あるいは低血圧の人、心臓や腎臓に病気のある人などは、様子を見ながら慎重に使用する必要があります。

 

ミノキシジル以外でも、発毛作用のある成分が含まれる育毛剤があります。副作用を避けたい場合は、こちらの記事を参考に検討してみて下さい。

⇒ 『オススメ!男性用育毛剤ランキング|最も若ハゲに効果的な商品とは?』

 

クリニックで内服薬を処方してもらう

育毛剤によるセルフケアでAGAの進行が抑えられなければ、AGA治療を専門とする医療機関を受診するという方法があります。専門クリニックでよく勧められるのが、フィナステリドという成分を使った「プロペシア」。

それと、デュタステリドという成分を使った「サガーロ」などの処方薬です。また、飲み薬に加えて、先ほど紹介したミノキシジルを処方するところもあり、内服薬と外用薬の併用が可能です。

 

フィナステリドやデュタステリドなどの成分が含まれた薬剤は、男性ホルモンの「テストステロン」を、毛髪の成長を止めてしまう作用をもつ「ジヒドロテストステロン」に変えさせない性質をもっています。

これらの薬を飲み、ジヒドロテストステロンが身体にいなくなることで、抜け毛が始まる以前の状態を取り戻すというメカニズムなのです。

 

ちなみにAGAは、健康な男性でも発症することがありますが、病気という訳ではないので、国はAGA治療に対して保険診療を認めていません。

ですからAGAクリニックを受診する場合、全額自分で医療費、薬剤費を払う必要があることを、しっかりと覚えておいてください。1回医療機関を受診すると治療には診察費と薬代で1~2万円かかり、これを定期的に続けていく必要があります。

 

また、場合によっては長期にわたり出費が可能性もあります。これらを予め認識しておきましょう。

 

まとめ

 

今回は、「M字ハゲ」が起こるメカニズムとその対策について紹介してきました。M字ハゲはAGAの典型的なハゲ方。O字ハゲのようにいつの間にか薄くなっていくのでなく、額の左右から髪が抜けていくことを自覚しやすく、比較的早期発見しやすい脱毛タイプです。

ですから早めの対策が可能です。ハゲの進行をしっかり食い止めるため、今回ご紹介した対策を早期に実施しましょう。

 

それでは今日も若ハゲ対策にハゲみましょう。また次回!