頭頂部から円状にハゲが広がっていく「てっぺんハゲ」。鏡で正面から見ても、なかなか自分では気づきにくいものです。知人に指摘されたり、誰かに頭頂部の映像を見せてもらったりして、「初めて気づいた」なんて人もいるでしょう。

ここではそうした「てっぺんハゲ」を改善していくための内側からのケアについて、見ていきたいと思います。

 

 

サプリメントで身体の内側からてっぺんハゲのケアを!

 

てっぺんハゲが起こる理由として、男性ホルモンによる男性型脱毛、ストレスを主要因とする円形脱毛、毛穴の汚れを要因とする脂漏性脱毛や粃糠性(ひこうせい)脱毛などがあります。

これらの原因は別としても、てっぺんハゲの人の頭頂部の毛穴からは、髪の毛が出ていないか、出ていても細い髪の毛の状態です。てっぺんハゲの人の頭頂部の毛穴を覗いてみると、毛穴の奥にある毛乳頭や毛母細胞に活力がなくなっていて、黒くて太い髪の毛を生み出すことが出来なくなっています。

 

この状態を内側から改善するための方法として、サプリメントによるセルフケアがあります。最近の研究で育毛効果が立証されたものとして、次の3つをご紹介したいと思います。

 

てっぺんハゲ改善サプリ1 ノコギリヤシ

ノコギリヤシ(Saw palmetto)は北米南東部に自生するヤシ科の植物で、その葉は大きいもので1m近くまで育ちます。この葉の形がノコギリ状であることからその名がつけられました。

ノコギリヤシというと、頻尿を改善するサプリメントを思い浮かべる方がいるかもしれませんが、近年、ノコギリヤシには性ホルモンを抑える働きがあることが分かってきています。

 

そのため、男性ホルモンが頭部に働くことで起こる「男性型脱毛症(androgenetic alopecia; AGA)」に有効なのではないか、ということで注目されているのです。

イタリアの研究チームが、以前発表したデータでは、AGAクリニックで処方されるフィナステリドとノコギリヤシを男性型脱毛症の人たちに飲んでもらったところ、ノコギリヤシはフィナステリドと比べると効果が弱いものの、頭頂部の発毛状態を改善する傾向が強かったことを報告しています。

 

また、このイタリア研究者たちはノコギリヤシの研究をさらに進め、男性型脱毛症の人たちがノコギリヤシを飲むと細い髪の毛が減り、太くなりやすいことを確認して、その結果を公表しています。

この結果について、研究グループではノコギリヤシには、髪の毛を濃くするテストステロンを、髪の毛を生えにくくするジヒドロテストステロンに変換する「5α還元酵素」の働きを抑え、発毛を促す作用があると推察しています。

 

こうした研究成果を見ると、ノコギリヤシはてっぺんハゲのサプリメントとして、かなり期待できる成分と言えるでしょう。

 

てっぺんハゲ改善サプリ2 亜鉛

亜鉛は皮膚の成長に欠かせない成分であり、髪の成分の一つであるケラチンタンパク質を作ります。その影響から、亜鉛が欠乏することで、ハゲが進行しやすくなることが知られています。

以前、タイの研究グループが行った報告では、男性型脱毛症の人はそうでない人に比べて、血液に含まれる亜鉛の量が少なかったことを公表しています。

 

亜鉛をきちんと摂取することも、てっぺんハゲ対策になりそうですね。

 

てっぺんハゲ改善サプリ3 ビタミンD

ビタミンDも亜鉛同様に毛穴の奥にあり、髪の毛を作る源となる毛乳頭細胞や毛母細胞の健全な成長に必要な成分であることが知られています。

ビタミンDが欠乏する病気になると、髪の一成分であるケラチンタンパクが上手く作られずに、脱毛症が起こってくることが知られています。

 

遺伝子操作でビタミンDを吸収できないマウスを作ると、そのマウスの毛乳頭細胞や毛母細胞などの毛包部が萎縮し、毛が抜けて、生えてこなくなることも確認されています。

この実験からも、ビタミンDは薄毛対策に欠かせない成分であることが分かります。

 

まとめ

 

今回は、てっぺんハゲを身体の中から改善していくことが期待できるサプリメントを3つ紹介しました。てっぺんハゲは、普通に鏡を見てもわからず、気付かないうちに進行し、いつしか残念な事実を突きつけられることになります。

鏡を見るときに別の手鏡を用意し、その手鏡を頭頂部に当て、メインの鏡で頭頂部の毛髪の状態を観察するようにすれば、てっぺんハゲは自分でも確認できます。

 

そしてハゲている部分の毛穴の状態、産毛の太さなどを定期的にチェックするようにしましょう。自分のてっぺんハゲを直視することは、最初のうちは辛いかもしれませんが、現実と向き合うことは薄毛対策にとても大切なことです。

 

それでは今日も若ハゲ対策にハゲみましょう。また次回!