「頭頂部のボリュームが無くなってきた」「何でつむじハゲになってしまったんだろう」
頭頂部の薄毛は、自分では気が付きにくい場所である為、自覚症状が出た段階で既に進行している可能性が高いと言えます。場合によっては、「人から薄毛を指摘されて、衝撃を受ける」なんてケースもあり得ます。
薄毛は、時間の経過とともに進行していくのが一般的。目をつむりたい気持ちも分かりますが、放っておくと徐々に状況は悪化していってしまいます。
早く頭頂部ハゲの対策に取り組みたいところですが、そのためにはまず原因を把握していく必要があります。それでは、頭頂部薄毛になってしまう原因について、理解していきましょう。
頭頂部薄毛の原因とは?
頭頂部ハゲになる原因は数多くありますが、生活習慣の乱れやAGAが要因になっていることが一般的。この2つの原因についてご説明していきましょう。
生活習慣の乱れ
バランスの取れた食生活
生活習慣の乱れについては、あなた自身が見直すことで改善できます。毎日の生活の中で、髪は成長しており、髪が伸びて、抜け落ちるまでのヘアサイクルを一定の周期で行ってます。
髪が成長するためには、髪に必要な栄養素が必要であり、髪を構成する主成分であるタンパク質は特に重要です。しかし、タンパク質をただ取るだけでは十分ではありません。
髪の成長をサポートする亜鉛や、ビタミン類なども一緒に取ることがとても大切。日々の生活の食事の中でバランスの良い食生活を意識していくことが薄毛対策には重要なのです。
睡眠の質と時間
睡眠不足も薄毛発生要素のひとつと言えます。毎日、7時間程度の睡眠時間を確保することが、髪の成長をサポートします。睡眠時は髪を育てる成長ホルモンの分泌が活発になります。
特に睡眠のゴールデンタイムと呼ばれる22時から翌2時までは、成長ホルモンが多く分泌されると言われておりますので、就寝時間を意識しましょう。
睡眠時間が毎日不規則だったり、寝る時間帯がバラバラになったりすると、髪にとっては悪影響。また睡眠不足は、血行不良の原因にもなりますので、要注意です。
ストレスを溜めない
現代人に「ストレスを溜めるな」と言っても無理な話なのかもしれません。ストレス社会に生きる私たちは多かれ少なかれ、ストレスがあります。
ストレスは髪に与える影響も大きく、特につむじ周辺は薄くなる順番が早く、円形脱毛症になる人が多いと言われています。また、ストレスを強く感じると頭皮の血管が萎縮しやすくなり、毛根の細部にまで栄養が届きにくくなってしまう場合があります。
こうなってしまうと血行不良で髪が細くなったり、ボリュームが無くなったりしてしまい頭頂部の髪が薄くなって頭頂部ハゲになってしまいます。
人によってストレスの発散方法は違いますので、自分にあったストレス発散方法を探しましょう。
AGA(エージーエー)
AGA(男性型脱毛症)とは、思春期以降に生え際や頭頂部の髪の毛が、どちらか一方、または両方から薄くなっていく症状。その原因は、男性的特長を形成するのに大事な男性ホルモンであるテストステロンが、5αリダクターゼと結合することによって生成されるジヒドロテストステロン(DHT)にあります。
そしてこのジヒドロテストステロン(DHT)が、毛乳頭に存在しているアンドロゲンレセプター(ホルモンを感知する器官)に反応すると毛母細胞の分裂が止まったり、毛母細胞が死んでしまい、ヘアサイクルの乱れを引き起こしてしまうのです。
髪の毛は、通常このヘアサイクルと呼ばれる周期を通して、成長したり抜け落ちたりを繰り返しています。髪の毛が成長し、髪の毛が抜け落ち、そして新しい髪の毛が生えてくるというサイクルを繰り返しているのです。
しかし、AGAが発症すると、この成長期が非常に短くなってしまいます。通常成長期は4~5年ほどあると言われていますが、AGAが発症する徐々に短くなっていき、最終的には2~3週間程度に縮まってしまうこともあるのです。
AGAの特徴は徐々に進行していくこと。手遅れにならないためにも、早めに治療をしていきましょう。
頭頂部は薄毛になりやすい?
周りにも頭頂部薄毛の人は多いと思いますが、頭頂部は薄毛になりやすい箇所であります。頭頂部が薄くなってくるのは、AGAの特徴のひとつ。
AGA専門クリニックなどで診察する際に、AGAであるかどうかの判断基準として、頭頂部、もしくは生え際の状態を確認すると言われており、頭頂部のみ薄毛状態の人は、AGAの初期段階である可能性が高いとしているそうです。
この状態から時間が経過していくと、前頭部にかけて薄毛が進行していくことも考えられます。ですから、AGA初期段階であったとしても、しっかりとAGA対策を開始することをおすすめします。
参考記事: 『育毛剤MSTT1の口コミと評判は?噂の頭頂部専用育毛剤の効果とは?』
まとめ
頭頂部薄毛の原因は、生活習慣の乱れとAGAでありますが、大半はAGAであると言われております。AGAの特徴は徐々に悪化してしまうことですから、初期症状が見られた段階で何らかの対策をする必要があります。
くれぐれも現実に目を背け、そのまま放置することだけは止めて下さい。頭頂部は自分では確認できませんから、気付いた時には手遅れになってしまう可能性もあります。
まずは原因を把握した上で、早期に対策に着手しましょう。
それでは今日も若ハゲ対策にハゲみましょう。また次回!