20歳代の内、10%人がAGAを発症し、本格的な薄毛が始まると言われます。10代の頃に比べ、分け目が目立ってきた人、前頭部や頭頂部が薄くなってきた人はもちろん、「薄毛の多い家系だし、そういえば髪質が少し細くなってきたかも」という人も、今のうちから改善策をしましょう。

この記事では、身体の内側から発毛を促してくれる育毛サプリメントを紹介していきます。

 

 

薄毛改善サプリ①ノコギリヤシ

 

今、育毛効果のあるサプリメントとして、最も注目されている素材と言えば、ノコギリヤシ(Saw palmetto)。

ノコギリヤシは、アメリカ南東部に見られるヤシ科の植物で、ギザギザした葉の形がノコギリにたとえられ、この名がつけられました。

 

元もとノコギリヤシは、頻尿を改善するサプリメントとして有名でしたが、今では育毛サプリとしての人気が高まっています。

ノコギリヤシは、毛根部で働く「5αリダクターゼ」という酵素の働きを抑える作用があります。この5αリダクターゼは、本来毛を濃くする働きをもつ男性ホルモン「テストステロン」を「ジヒドロテストステロン」というホルモンに変えてしまう性質を持っています。

 

ジヒドロテストステロンが、頭髪にとっては厄介なホルモンで、頭髪の毛根の成長を止め、ヘアサイクルを短くしてしまう性質をもっているのです。

ノコギリヤシが、この「5αリダクターゼ」の働きを抑えることで、AGAの典型的症状(ジヒドロテストステロンによる毛根の萎縮)を起こしにくくして、ヘアサイクルを改善するのです。

 

実際に、イタリアやタイではAGA男性を対象にノコギリヤシを飲んでもらうというヒト臨床試験が行われており、発毛効果、髪の毛が太くなりやすい効果などが確認されています。

 

薄毛改善サプリ②亜鉛

 

亜鉛は、髪の80~90%を占める主成分「ケラチンタンパク」を作るミネラル。亜鉛が頭皮の毛細血管から、毛乳頭にしっかり補給されることで、より太く強い髪が作られます。

タイの研究機関では、AGA男性(57名)とそうでない人(57名)との血液中の成分を比較したところ、AGA男性では血液中の亜鉛が少なかったことを報告しています。

 

また、亜鉛にはカドミウム、水銀、鉛、ヒ素、アルミニウムなどの有害金属を排出する作用があることも知られています。

近畿大学では、20~40歳代の薄毛男性約2,600人の毛髪に含まれる有害金属を調べたところ、非脱毛者に比べて有害金属が多かったことを確認しています。

 

亜鉛のケラチン合成作用、およびデトックス効果は薄毛改善のために大いに役立ってくれそうです。亜鉛を効率よく摂取するためには、育毛サプリメントが有効。

ですが、サプリメントから亜鉛を摂取する場合、1日の摂取量を40mg程度にしておきましょう。なぜなら亜鉛の過剰摂取により、貧血、胃腸障害、吐き気、腹痛、下痢などが起こりやすくなることが知られているから。

 

ちなみに、厚生労働省では亜鉛の1日の摂取量の上限値を、18~29歳の男性40mg、30~69歳の男性45mg、70歳以上男性40mg、18歳以上の女性35mgに定めています。

 

薄毛改善サプリ③ビタミンD

 

ビタミンDも亜鉛同様、皮膚の正常なターンオーバーを維持するために大切な成分であることが知られています。ビタミンDはヘアサイクルを正常に保つために不可欠な成分であるとされています。

ポーランドの研究では、AGAだけでなく、円形脱毛症、女性型脱毛症の人など、脱毛症を持つ人全般において、ビタミンDが血液中で少なくなると報告されています。

 

また、ビタミンDが欠乏する病気になると、ケラチンタンパクが上手く作られずに、脱毛症が起こってくることが知られています。

ビタミンDの補給には、サプリメントが有効。ただ、こちらも過剰摂取には注意しましょう。ビタミンDは、血液中のカルシウム濃度を高める働きがあり、過剰摂取すると高カルシウム血症のため腎臓結石などができやすくなります。

 

1日10粒以上飲むといった飲み方は、避けることをお勧めします。ちなみに厚生労働省では、1日に100㎍以上摂取しないことを推奨しています。

 

薄毛改善サプリ④イソフラボン

 

大豆に含まれるイソフラボンという成分には、女性ホルモンのような働き、男性ホルモンの働きを抑制する作用があることが知られています。

そして、この作用により、結果的に体内で合成されるジヒドロテトステロンの量を減らすのではないかと期待されています。

 

大豆イソフラボンは、サプリメントの中では、主役というよりもノコギリヤシや亜鉛などの脇を固めるサポート成分として使われます。

 

薄毛改善サプリ⑤アミノ酸

髪の主成分であるケラチンタンパクもその大もとはアミノ酸です。血液中にアミノ酸が増えれば、頭皮の毛細血管を通って毛乳頭に到達するアミノ酸も多くなります。

毛乳頭の周囲にアミノ酸がたくさんあれば、毛乳頭もケラチンタンパクを作りやすくなることが考えられます。アミノ酸は髪の毛だけでなく、皮膚や筋肉のもとにもなりますので、身体全体を丈夫にしてくれます。

 

薄毛改善サプリ⑥菊芋

菊に似た花をつけ、根茎は芋になるためにこの名が付けられました。アメリカイモ、ブタイモなどとも呼ばれます。菊芋は、スーパーなどでもあまり流通しておらず、それほど有名ではありませんが、世界中で栽培されている品種。

主成分はイヌリンという食物繊維であり、果糖原料やアルコール原料などにも使用されます。メカニズムは不明ですが、菊芋エキスには発毛効果があることが知られており、育毛サプリメントとして長らく使われています。

 

まとめ

 

この記事では、育毛サプリメントとして実績にある素材を紹介しました。ノコギリヤシや大豆イソフラボンを摂取することで、ジヒドロテストステロンの働きを抑え、毛根の正常化を図れます。

そして合わせて、髪の主成分であるケラチンタンパクを身体でしっかり作れるように亜鉛、ビタミンD、アミノ酸などを摂るといった方法も取り入れましょう。

 

育毛剤等の直接的な改善策も大切ですが、育毛サプリによる内側からのケアも同時に実践して、薄毛を改善していきましょう。

こちらの記事でも育毛サプリを詳しく書いています。興味があればこちらも見てみて下さい。

参考記事:「最強の育毛サプリメントとは?本当に効果のある薄毛専用サプリ5選!」