薄毛の進み方にはいくつかのパターンがあります。頭頂部からはげていくものは「O字はげ」、おでこの両端から剃り込みを入れていくようにはげていくものは「M字はげ」、前頭部全体から薄毛が進んでいくはげは「U字はげ」と呼ばれます。

もし、あなたが前頭部から髪が薄くなってきたのなら、「U字はげ」の可能性があります。初期段階でしたら、かなりの確率で改善できる可能性が高いです。

 

この記事では、前頭部薄毛を回復させる方法をお伝えします。

 

 

前頭部薄毛を食い止めるには?

 

前頭部から薄毛が始まるU字はげの場合、徐々に進行するAGA(Androgenetic alopecia:男性型脱毛症)である可能性があります。

AGAが発症するのは、はげる部分の毛乳頭(髪の毛を作る毛根の最も重要な組織)に原因があります。実はAGAの人は、はげる部分の毛乳頭が、ジヒドロテストステロンという男性ホルモンの刺激を受けて、萎縮してしまう性質があるのです。

 

本来、ジヒドロテストステロンは、毛を濃くしてくれるホルモンなのですが、AGAの人の頭部では、逆にヘアサイクルを悪化させて、髪の毛の成長を止めるように働いてしまうのです。

その原因の一つは、遺伝子によるもの。すなわち、性染色体(X染色体)や常染色体の一部(17q21、20p11など)の変異によるものであることが知られています。

 

U字はげが始まっているということは、前頭部の毛乳頭がジヒドロテストステロンに攻撃され、萎縮してしまっているということ。今こそ、弱まっている前頭部の毛乳頭を元気にする必要があります。

では、そのためにはどうすればよいのか。次から紹介したいと思います。

 

前頭部薄毛を回復させる方法①:育毛剤

 

育毛剤を使って、前頭部頭皮にある毛細血管の血行を良くし、血管に繋がっている毛乳頭から、多くの栄養を与えます。これによりジヒドロテストステロンにより、弱まっている毛乳頭の活力を回復させるのです。

血行を促進する薬用成分がミノキシジル。これはもともと飲み薬で、血管が狭くなって血圧が高くなっている人の血管を押し広げて血圧を下げる薬。

 

ただ、頭皮に塗ると血行がよくなり、発毛・育毛効果があることが見出され、アメリカから世界に広がっていきました。

薬効が強く、副作用として痒みが起きることもありますし、血圧や心臓・腎臓などに持病のある人は注意して使う必要があります。

 

ミノキシジル以外にも、生薬や植物エキスなどを使った頭皮にも財布にも優しい育毛剤がいろいろ出ています。また、育毛剤を頭皮に塗布したらマッサージすることで効果が高まります。

薬用成分をしっかり毛根に届けて、毛乳頭に元気になってもらって、太い髪を作りましょう。育毛剤については、こちらの記事に詳しく書いてますので、興味があれば読んでみて下さい。

 

参考記事:「オススメ!男性用育毛剤ランキング!!最も若ハゲに効果的な商品とは?」

 

前頭部薄毛を回復させる方法②:髪によい食べ物を摂取

 

前頭部の毛乳頭は、毛細血管と繋がっています。毛乳頭は、毛細血管を流れる血液から酸素と栄養を受け取ると、毛母細胞に情報伝達を行い、毛母細胞は細胞分裂を盛んに行って、自らがケラチンタンパクを主成分とする髪の毛に変わっていきます。

ですから、毛乳頭にしっかり栄養が届けられれば毛乳頭も元気になるし、毛母細胞も元気になるし、より滋味の豊かな質のよい髪の毛が合成されるわけです。

 

では、毛乳頭や毛母細胞に良い栄養分とはどんなものでしょうか。まず重要なのがタンパク質。魚・肉・卵・豆類・乳製品、そして海藻類などが挙げられます。これらが髪の主成分であるケラチンタンパクのもとになるのです。

次に重要なのが亜鉛やビタミン類。これらは毛乳頭がケラチンタンパクを合成するときに使うミネラルやビタミンです。この他、ビタミンB群やカプサイシンなどの血行を良くする成分も髪の成長にはよいでしょう。

 

前頭部薄毛を回復させる方法③:サプリメント

 

今、発毛・育毛サプリとして最も注目されているものに「ノコギリヤシ」があります。これはアメリカ南東部の海岸に生えている、葉がノコギリ状のヤシの木。

ノコギリヤシには、性ホルモンを抑える働きがあり、これにより毛乳頭を萎縮させてしまうジヒドロテストステロンの働きを抑える作用があると考えられています。

 

実際に海外(イタリア)の研究では、ノコギリヤシが頭頂部のはげを改善する効果が確認されています。この他、亜鉛、ビタミンDは、ケラチンタンパクを合成する力を高めますし、イソフラボンは女性ホルモンのような働きがあり、男性ホルモンを抑える効果が期待されています。

しかし、サプリメントは基本的に押さえで使うもの。過剰摂取により体調に異変をきたすことがあります。普段の食事での栄養摂取を第一としましょう。

 

育毛サプリメントについては、こちらの記事に詳しく書いていますので、興味がある人は読んでみて下さい。

参考記事:「オススメ!男性用育毛剤ランキング!!最も若ハゲに効果的な商品とは?」

 

前頭部薄毛を回復させる方法④:AGAクリニック

 

前頭部から始まる薄毛は、AGAの可能性があります。上記のセルフケアを試した結果、上手く改善しないようなら、AGA治療を専門とする医療機関の助けを借りることが最善策でしょう。

AGAクリニックでは、「フィナステリド」という成分を使った薬(「プロペシア」が有名です)や「ザガーロ」などの飲み薬を処方されます。

 

これらは医療機関によって、値段が上下しますが1ヶ月分で5,000~10,000円くらいです。「プロペシア」や「ザガーロ」はジヒドロテストステロンを身体の中で作らせない薬です。

これにより、男性ホルモンの働きが抑えられてしまい、副作用として勃起障害などを起こすケースがありますので、医師の指導のもと慎重に使う必要があります。

 

飲み薬以外では、塗り薬が処方されることもあります。この場合は、先ほど紹介したミノキシジル(5%)が使われるケースが専らです。

またAGAクリニックによってはLEDやレーザーなどの光治療を行っているところもあります。

 

まとめ

 

前頭部から薄毛が目立ってきた場合の対策について見てきました。この場合、対策をしないで放置していると、U字はげが進行していく可能性がかなり高い。

薄くなり始めた位置を「眉毛の最上端から〇センチ△ミリ」というように正確に把握し、毎日、前頭部の状態をチェックしながら、育毛ケアの成果を確認するようにしましょう。

 

ケアは基本2通りです。外側からのケアとして育毛剤とマッサージ、内側からのケアとしてのタンパク質をベースにした髪の毛によい食事の2段構えで臨みましょう。

これに加えて規則正しい生活、適度な運動、良質の睡眠で頭皮と健康によい生活を心がけると、尚良いでしょう。

それでは今日も若ハゲ対策にハゲみましょう。また次回!